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大事なのは、自分が何を考えているか、なのかもしれない。

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2026/07/20

あの日から、ずっと消えない問い。

30代前半、マーケティング室で働いていた頃のことだ。

仕事にも少しずつ慣れてきて、任されることが増えてきた時期だった。

ある日、先輩に不意にこう聞かれた。「お前の目標は何だ?」

その瞬間、頭の中が真っ白になった。

何か答えなければと思うほど、余計に言葉が出てこなくなる。

今でもそうなのだが、目標と聞かれると「何を求められているんだろう」と考えてしまい、そのまま答えられなくなる。

「じゃあ、お二人の目標は何ですか」と聞き返したことがある。

二人とも、それぞれの目標を話してくれた。

でも聞きながら、心のどこかで小さくざわついた。「そういうことも、目標になるんだ」。

自分がイメージしていた「目標」とは、輪郭が少し違っていた。

それでも、ひとつの問いだけは残った。

「みんな、本当にそんな目標を持っているんだろうか。」

この問いは、何年経った今も、ふとした瞬間に頭の中に浮かんでくる。

大阪に転勤するまでの数年間、同じような仕事をずっと続けていた。

「このままずっとこれをやっていくのかな」と、誰に言うでもなく、一人で考えている時間があった。

世の中には、高校生の頃から人生設計をはっきり描いて、目標に向かって迷わず進んできた人もいる。

そういう話を聞くたびに、「私は違う」と焦った。目標が見えている人と、見えていない自分。

何度も心の中で比べては、自分の漠然としたところが余計に気になった。

同じように、うまく答えられなかった経験がある人は、少なくないんじゃないかと思う。

問いを持ち続けた先に

それからしばらくして、ホテルを辞めた。

自分でも人の役に立てるんじゃないか、という思いがあったからだ。

独立してから企業のコンサルティングの仕事をする中で、組織の課題を見ているつもりでも、人の問題に行きつくことが多かった。

そのたびに、「やっぱり人なんだ」と思った。

その思いと、若い頃に悶々と悩んでいた自分の経験が重なって、キャリアコンサルタントとGallup認定ストレングスコーチの資格につながっていった。

「みんな、本当にそんな目標を持っているんだろうか。」

という問いに、はっきりした答えはまだ出ていない。

でも、一つだけ思うことがある。

大事なのは、目標があるかどうかではなく、自分が何を考え、何を感じているかに向き合い続けることなのかもしれない。

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谷藤 光優(たにふじ みゆ)
国家資格キャリアコンサルタント / Gallup認定ストレングスコーチ / ライフオーガナイザー

Instagram:@career.with.miyu

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