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それ、責任感じゃなくて、罪悪感かもしれない

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それ、責任感じゃなくて、罪悪感かもしれない

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2026/06/01

責任感があるから、罪悪感が生まれる

残業しているスタッフを横目に、先に帰らなければならない夜があった。

「お疲れさま」と声をかけながら、なんとも言えないモヤモヤを胸に抱えたまま、エレベーターに乗る。あの感情は何だったんだろう、と今でも思い出すことがある。

仕事を頼みたくても、頼めないときもあった。忙しそうだから。集中しているから。声をかけるタイミングを見計らいながら、結局自分で抱えたままになっていた夜も、一度や二度ではない。

簡単なものは、自分でやることもあった。このくらいは私がやるか、と。

でも、これはスタッフにやらせた方がいいと思うものは、きちんと渡した。仕事を渡さなければ、スタッフは次の段階に進めない。成長の機会を奪うことになる。その見極めだけは、していたつもりだった。

それでも、モヤモヤは消えなかった。

今振り返ると、あのモヤモヤは責任感と罪悪感が混ざり合ったものだった気がしている。きれいに分けられるものではなかった。むしろ、大切に思っていたからこそ、罪悪感が生まれていたのかもしれない。

先輩が残ってくれていた、あの夜のこと

自分が部下だった頃、遅くまで残ってくれていた先輩がいた。

その存在への感謝が、いつの間にか「上司としての基準」になっていた。意識はしていなかったけれど、あの先輩の背中が、自分の中に染み込んでいたのだと思う。

だからこそ、先に帰るとき、ざわつく。「自分は、あの先輩みたいにできているだろうか」。そんな問いが、どこかにあったのかもしれない。

責任感なのか、罪悪感なのか。自分でも言い切れないまま、モヤモヤを抱えていた。

大切に思っていなければ、あそこまでモヤモヤしなかったと思う。

あのモヤモヤが、正しかったのかは今も分からない。でも、何も感じなくなるよりは、ずっとよかったと思っている。

先に帰った夜のことは覚えている。でも、そのあと、どんな関わり方をしていたかの方が、今は大事だった気がしている。誠実さの形は、一つではなかったのかもしれない。

あなたはどんな形で、誠実さを持ち続けていますか?

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谷藤 光優(たにふじ みゆ)
国家資格キャリアコンサルタント / Gallup認定ストレングスコーチ / ライフオーガナイザー

Instagram:@career.with.miyu

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