ホーム>ブログ>キャリア・生き方>「このままでいいのかな」が、ずっと消えなかった。
2026/09/21
あとから、自分のことが少し分かった
30代半ば、仕事にも慣れて、新しいことも、どんどんするようになっていた。それなのに、ふと「このままでいいのかな」と思う瞬間があった。
当時いたマーケティング部門は、人数が少なかった。後輩が入ってきても、すぐに別の仕事を任されてしまう。だから、部門に配属になったときからずっとやっている仕事が、いつまでも自分のところに残っていた。新しい仕事もしていたはずなのに、「また、この仕事か」という感覚が、どこかにずっとあった。同じことの繰り返しの中に、少しずつ埋もれていくような感覚だった。
先が見えないというのは、意外とじわじわ効いてくる。気づけば、転職先を探し始めていた。でも探せば探すほど、「私には何の価値があるんだろう」と落ち込むことも多かった。前向きな行動、というよりは、モヤモヤをどうにかしたくてもがいていた、という方が近い。
そんな中、大阪への転勤の話が出た。深く考える余裕もないまま、飛びついた。今思えば、あまり計算していなかったと思う。それくらい、何かを変えたかったのかもしれない。
大阪に行ったら、全部吹っ飛んだ
新しい環境、新しい仕事、新しい人たち。それまで抱えていた「このままでいいのかな」は、驚くほどあっさり消えた。あれだけ悩んでいた日々が嘘のようだった。
今振り返ると気づくことがある。私はどうやら、変わらないことより、変化のある方が性に合うタイプだったらしい。当時はそこまで自分のことが分かっていなかった。だから「このままでいいのかな」というモヤモヤの正体を、ただの焦りだと思っていた。仕事が嫌だったわけでも、能力が足りなかったわけでもなかった。
「このままでいいのかな」と思ったとき、必要なのは転職なのか、環境を変えることなのか、それとも今いる場所を見直すことなのか。それは人によって違うと思う。
あのときの私にとっては、たまたま「大阪への転勤」という変化だった。今振り返ると、あの「このままでいいのかな」は、何かを変えなければという焦りだけではなかったのかもしれない。自分がどんな変化を求めているのか、まだ分かっていなかっただけなのかもしれない。
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谷藤 光優(たにふじ みゆ)
国家資格キャリアコンサルタント / Gallup認定ストレングスコーチ / ライフオーガナイザー
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