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2026/11/02
素っ気ない先輩がくれた手帳
「スリーウォークチキン」。
3歩歩いたら忘れる、ニワトリのこと。
マーケティングで先輩上司についてすぐの頃、そう言われた。
言われたことを、忘れてしまうことがあった。
ムッとはしなかった。恥ずかしいのもあった。
でも、言われて、その通り。反省しかない。
反省ばっかりしていたから、どうしようかなと思って、手帳を持ち始めた。
最初は、会社で配られていた薄いスケジュール帳。
予定を書く欄と、ちょっとしたメモ欄があるだけのもの。
そこで管理するようにした。
忘れなくなった、というより、書いているから、全部チェックしていくようになった。
言われたことを忘れないでできるようになって、そういうところでは、楽になったといえば楽になったかな。
先輩の反応は、特になかった。当たり前だと思われているし、当たり前だから。
「ほいっ」
そのあと、初めてのシステム手帳を、その先輩上司からプレゼントしてもらった。
「ほいっ」と渡された。
そりゃ嬉しい。とっても嬉しかった。
先輩がくれたこと自体が、嬉しかった。
冷たいというより、素っ気ない先輩だった。
やって当たり前、というのは、自分が先輩や上の立場になると、そりゃそうなんだけど。
だからと言って、褒めない。
今なら、褒めてやってもらうのがスタイルなんだろう。
でも、30何年前は、背中を見て覚えるような時代だった。
その手帳は、20年近く使った。
ボロボロになった頃、たまたま、事務文房具を扱っているお客さんからシステム手帳をもらって、2代目にした。
今はデジタル社会だから、スマホのスケジュールに落とし込んでいる。
「この日には何をする」「この日までに何をする」。
忘れないように、スケジュールに書いている。
書いたことは、忘れない
手帳っていいな、と思う。
パソコンで書くのと違って、手で文字を書くと記憶に残る。
書くだけでも、記憶に入っていく。
全部じゃないけど、書いたことは結構忘れない。
それは、自分で実感した。
逆に、「これは絶対大丈夫、忘れないから」と思って書かないと、忘れる。
そんなことを、何回か繰り返した。
パソコンに付箋をペタペタ貼っている人もいる。
付箋も悪くないけれど、意外と頑丈じゃない。風が当たったり、時間が経ったりすると、ハラハラ落ちていく。
付箋は、瞬間のもの。
使うなら、セロテープで留めておいた方がいいかもね。
最近は、アナログのシステム手帳がとっても流行っているみたい。
忘れないための工夫は、人それぞれ。
手帳を持ち始めたのは、私なりのやり方だった。
手で文字を書くことも、検討の一つに入れてもらえたらいいな。
あなたは、どんなふうに忘れない工夫をしている?
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谷藤 光優(たにふじ みゆ)
国家資格キャリアコンサルタント / Gallup認定ストレングスコーチ / ライフオーガナイザー
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