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2026/04/06
深層心理は文章ににじみ出る
部下や現場スタッフへのメッセージを書いたとき、
「伝わらない」と感じたことはありませんか。
内容は間違っていない。
論理も通っている。
それなのに、なぜか相手に届かない。
その原因は、文章の技術や語彙力にあるのではありません。
実は、もっと深いところ——
「書き手の深層心理」にあるのかもしれません。
今日は、現場での経験を通して気づいたことをお話しします。
愕然とした「自分の文章」の正体
現場で、対応が必要な場面がありました。
あるスタッフの方に、メッセージを伝えたいと思ったのです。
その場で言葉を交わせる距離ではなかったため、
文章で伝えることにしました。
私は普段通り、その方へのメッセージを下書きしました。
その後、第三者の視点で見てもらい、
修正案を提案してもらいました。
「自分で書いたもの」と「見直したもの」。
この二つを並べて読み比べたとき、
私は思わず立ち止まりました。
私が書いた文章には、
「!」や「(笑)」「♪」「?!」といった記号が多く使われ、
話題もあちこちに広がっていました。
一見すると、親しみやすさを出そうとしているようにも見えます。
けれど、冷静に読み返してみると、
そこには意図とは違う伝わり方をしてしまう要素が含まれていました。
「分かっていますよね」と前提を置いてしまっていたり、
伝えたい意図が少し強く出すぎていたり、
過去の話が、必要以上に印象に残る流れになっていたり。
自分ではそんなつもりはなくても、
受け取り方によっては違う意味に感じられてしまう。
改めて見たときに、
「なるほど、こういうことか」と思わされました。
「直してほしい」という願いは、にじみ出る
なぜ、こうなってしまったのか。
振り返ってみると、
私は心のどこかで「直してほしい」という思いを持ったまま、
文章を書いていました。
書いているときは、
正しいことを伝えているつもりでした。
現場を良くしたい。
この方にも成長してほしい。
その気持ちに嘘はありません。
でも同時に、
自分の中にあった焦りや期待、
そして小さな感情が、言葉の端々ににじんでいたのだと思います。
文章は、思っている以上に正直です。
整えているつもりでも、
その奥にある意図や感情は、隠しきれない形で表に出てきます。
伝わる文章と、伝わらない文章の違い
今回の経験で、はっきり分かったことがあります。
それは、
伝わる文章と、伝わらない文章の違いです。
私が書いていたのは、まさに左側でした。
自分の中の感情を整理しきれないまま、
相手に向けてしまっていたのです。
コンサルタントとして、
あるいは組織の中で人と関わる立場として。
文章を書くときに問われるのは、
「何を書くか」ではなく、
「どの状態で書いているか」なのだと思います。
怒りや違和感、期待。
それ自体が悪いわけではありません。
ただ、それをそのまま言葉に乗せてしまうと、
それは「伝達」ではなく、
ただの“感情の表現”になってしまう。
正しいことを言うことよりも、
正しく届く形で伝えることの方が、ずっと難しい。
そのために必要なのは、
テクニックではありません。
一度立ち止まって、
自分の内側を整えること。
そして、
「相手がこれを受け取ったとき、どう感じるか」だけに意識を向けること。
次に誰かにメッセージを書くとき。
一度だけでいいので、
立ち止まって問いかけてみてください。
文章は、言葉以上に、
書き手の状態を映し出しています。
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谷藤 光優(たにふじ みゆ)
国家資格キャリアコンサルタント / Gallup認定ストレングスコーチ / ライフオーガナイザー
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