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2026/02/24
優しさでも、厳しさでもなかった。
私に足りなかったのは「基準」だった。
嫌われる勇気より前に、必要なもの
揺れていたあの頃
「厳しいですね」
そう言われたことがある。
その言葉を受けて、少し抑えた。
言い方を柔らかくした。
踏み込み過ぎないようにした。
でも抑えた瞬間、今度は自分の中が曖昧になった。
何が厳しくて、
何が必要な指導なのか。
分からなくなった。
言い過ぎたと後悔した日もある。
何も言えずに飲み込んだ日もある。
当時の私は、何が正解か分からなかった。
誰も教えてくれなかった。
「もっと上手く伝えればいい」
そう言われても、
何をどう上手くすればいいのか分からない。
コミュニケーションが上手いとか、下手とか、
そんな言葉で片付けられるものではなかった。
今振り返ると、足りなかったのは正解じゃない。
自分の軸だったのだと思う。
それだけで、本当に十分だろうか。
本当に相手を思うなら、
私たちはどこまで踏み込めるだろう。
優しさの問題ではない。
厳しさの問題でもない。
揺れていたのは、在り方だった。
何を守りたいのか。
どんな人に育ってほしいのか。
どこまでは譲らないのか。
それを自分で決めていなかったから、
他人の一言で揺れた。
軸がないと、人はブレる
厳しいと言われるのが怖い。
嫌われるのも怖い。
だから少し抑える。
けれど抑え続けると、
自分の中の基準まで溶けていく。
曖昧さは優しさに見えることがある。
でも曖昧さは、ときに残酷だ。
何を求められているのか分からない部下は、
成長の方向を見失う。
守っているつもりで、
止めてしまうこともある。
今の私は、正解を持っているわけではない。
でも、守りたい軸はある。
成長を止めないこと。
吸収し続けること。
ずるさに流れないこと。
誠実であること。
他部署にも、お客様にも、そして自分にも。
自分がずるくならないように、と選んできた。
周囲で、ずるさが信頼を失う場面も見てきた。
そのたびに、私はそうならないと決めてきた。
その積み重ねが、今をつくっている。
気がつけば、後輩や先輩から声をかけてもらえるようになった。
過去の選択が、今の信頼につながっているのだと実感する。
嫌われる勇気の、その先へ
嫌われるかどうかではない。
好かれるかどうかでもない。
自分の軸に沿っているかどうか。
そこが定まっていれば、
踏み込むこともできるし、
引くこともできる。
あなたの軸は何ですか。
今の自分に何が足りないと感じていますか。
どこに不安がありますか。
本当は、どう在りたいですか。
答えは外にはない。
向き合う覚悟だけが、
静かにあなたを強くしていくのだと思う。
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谷藤 光優(たにふじ みゆ)
国家資格キャリアコンサルタント / Gallup認定ストレングスコーチ / ライフオーガナイザー
Instagram:@career.with.miyu


